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zoom RSS 公認会計士高田直芳:個人の選択経済学の核『クルーグマンミクロ経済学』

<<   作成日時 : 2017/04/09 01:00   >>

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個人の選択:経済学の核
『クルーグマンミクロ経済学』



今回は、従前ブログ『クルーグマンミクロ経済学 第2版』の続き。

この書籍は、とにかく分厚い。
読破しようというのは無謀に近い。
必要な箇所を拾い読みしています。
クルーグマン ミクロ経済学
ポール クルーグマン
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以下では、人名を書籍名として扱います。

クルーグマン』の「第1章 最初の原理 第1節 個人の選択:経済学の核」は、経済学としてはオーソドックスな説明。

次の4つの原理が紹介されています。
【資料1】

  1. 希少性

  2. 機会費用

  3. 限界分析

  4. インセンティブ

上記【資料1】2. 機会費用は、次の関連記事で説明しました。
【資料2:関連記事】

上記【資料1】3. 限界分析は、次の関連記事で説明しました。
【資料3:関連記事】

上記【資料3】のポイントは次の通り。
【資料4】

  1. 機会損失は、機会費用から導かれる概念であること。

  2. 損益分岐点ではなく、損得分岐点であること。

  3. 法定実効税率で損得を判断してはならないこと

上記【資料1】4. のインセンティブを無視すると、不適切会計へ突き進む可能性があることを、次の関連記事で説明しました。
【資料5】

インセンティブを明確な喩えで表現したものとして、次のものがあります。
【資料6】マンキューミクロ経済学 5頁(グレゴリー・マンキュー)
    「無料の昼食(フリーランチ)といったものはどこにもない。」
    “ There ain't no such things as a free lunch .”

タダで協力してくれるのは、あなたの親だけ。
兄弟姉妹でさえも、インセンティブがなければ協力してくれません。

だから、遺産「争」続が起きるのです。


入門書としては、上記【資料6】で紹介した『マンキュー』のほうが読みやすい。
マンキュー ミクロ経済学
N.グレゴリー マンキュー
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上記『マンキュー』の日本語版は、現在、第3版。
この日本語版の原著(英語版)は、第6版。

原著(英語版)のほうは、2017年に、第7版が出版されているようです。
となると、『マンキュー』は、来年か再来年には第4版(日本語版)が出版されるのでしょう。

買うなら早めに。
それとも『マンキュー』第3版を買わずに、『クルーグマン』のほうを熟読するか。

こうしたトレードオフ関係が生ずるのは、財布の中にあるカネに、希少性があるからです。
それが【資料1】の 1. 。


クルーグマン』18ページでは、スーパーマーケットに長い行列ができる仕組みが述べられています。

ところで、銀行のATMでは、来店客は1列に並ぶ仕組みになっています。
それに対し、スーパーマーケットのレジでは、買い物客は1列に並ばず、買い物客自身がレジを選ぶ仕組みになっています。

隣のレジが早く進むのを見ていると、腹立たしくなる。
それにもかかわらず、スーパーマーケットは、買い物客が1列に並ぶ仕組みになっていない。

銀行とスーパーマーケットで、なぜ、並びかたが異なるのか。
クルーグマン』では、その理由までは述べられていません。

疑問を解消したいのであれば、自力で調べること、現場へ赴き汗をかくこと、自ら実証してみせること。
タダでは誰も教えてくれません。
〔文責 高田直芳 税理士 公認会計士〕
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