会計物理学&会計雑学講座公認会計士高田直芳

アクセスカウンタ


制作著作 高田 直芳 公認会計士 税理士
会計物理学&会計雑学講座
Accountphysics & Accounting Trivia
© TAKADA Naoyoshi & CPA FACTORY Co.,Ltd.
新日本法規財団 奨励賞 受賞論文 (PDF 32枚)
『会計学と原価計算の革新を目指して』
執筆者(受賞者)公認会計士 高田 直芳
日本公認会計士協会 研究大会 発表論文 (PDF 12枚)
『管理会計と原価計算の革新を目指して』
執筆者(発表者)公認会計士 高田 直芳
上記研究大会のパワーポイント資料は、こちら。
関東信越税理士界『論陣』掲載論文(PDF 3枚)
『有償支給取引と循環取引に内在する
 税務リスクについて』
執筆者 高田 直芳

zoom RSS 公認会計士高田直芳:税理士業務が人工知能に代替されたときに予想される事態

<<   作成日時 : 2017/12/05 01:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0


税理士業務が人工知能に
代替されたときに予想される事態



顧問先で今でも話題となるのが、2017年9月下旬から10月初旬にかけて連載された次の記事。
【資料1】日本経済新聞『AI時代のサムライ業』
  1. 代替の危機、新事業に挑む、弁理士、商標サイトで起業、司法書士、M&Aなど仲介も。(2017年9月25日付)

  2. 税理士らコンサル志向に、「人だけができる仕事」選別。(2017年10月2日付)

上記【資料1】1.の記事では、税理士業務の92.5%が、人工知能AI によって代替される可能性があることが紹介されていました。

そうかなぁ。
税理士の立場で述べさせてもらうならば、それほどまでの高率で代替される可能性はないと思うのだけれどなぁ。

むしろ、経理業務や税務を人工知能AI が代替するようになると、追徴税や附帯税の嵐が吹き荒れて、その資金準備を怠った納税者側(企業や個人など)はパニックになる、と私は予想しています。


だって、そうでしょう。
税務調査で「これは租税逋脱だ」と指摘されたとき、「いえ、これは租税回避どまりです」「いや、これは錯誤です」と、誰が抗弁するのでしょう。

まさか、「弊社では、経理業務や税務処理のすべてを、人工知能AI に委ねているので、よくわかりません」とでも答えるのでしょうか。

経理業務や税務を、ひとたび人工知能AI に委ねてしまうと、それはブラックボックスとなってしまいます。
租税逋脱と租税回避の綱引きが行なわれたとき、「弊社ではわかりません。AI スピーカーに問いかけてください」という答弁は通用しませんよ。


かといって、ひとたびブラックボックスとなってしまったものを、ヒトがこじ開けて中味を確かめるのは難しい。
ほとんどの業務を人工知能AI に委ねてしまった納税者側の、会計知や税知は劣化しているはずだから。

そうなれば、税務署からの否認事項を、すべて受け入れるしかない。
そのとき、莫大な追徴税や附帯税が発生します。
その資金負担は、人工知能AI の開発者が負ってくれるのでしょうか。

例えば、車の自動運転によって事故が起きたとき、その責任は誰が負うのか。
ドライバーなのか、自動車メーカーなのか、AIの開発者なのか。

追徴税や附帯税についても同じこと。
損害保険会社が負担してくれたとしても、その保険料は誰が負担するのか。


自然現象を相手とするとき、人工知能AI は強力な解決策を提示してくれます。

しかし、経理業務や税務は、自然現象ではありません。
会計知や税知に長けた専門家が、周到に練り上げた、人為的な制度です。
次の関連記事でも述べたとおり。
【資料2:関連記事】

人為的なものには必ず、責任がついて回る。
その問題を解決できない限り、税理士業務の92.5%が代替される、という説は、どうにも胡散臭(うさんくさ)い。

まぁ、年末調整くらいは、人工知能AI に早く代替してもらいたい、と願ってはいますけれどね。
〔文責 高田直芳 税理士 公認会計士〕
会計物理学&会計雑学講座
Accountphysics & Accounting Trivia

© TAKADA Naoyoshi & CPA FACTORY Co.,Ltd.

テーマ

注目テーマ 一覧



月別リンク

会計物理学&会計雑学講座
Accountphysics & Accounting Trivia

© TAKADA Naoyoshi & CPA FACTORY Co.,Ltd.

日経eラーニング


独自システム開発


高田直芳 公表論文

『会計学と原価計算の革新を目指して』
『管理会計と原価計算の革新を目指して』
『有償支給取引と循環取引に内在する税務リスクについて』

高田直芳 拙著一覧


公認会計士高田直芳:税理士業務が人工知能に代替されたときに予想される事態 会計物理学&会計雑学講座公認会計士高田直芳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる