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新日本法規財団 奨励賞 受賞論文 (PDF 32枚)
『会計学と原価計算の革新を目指して』
執筆者(受賞者)公認会計士 高田 直芳
日本公認会計士協会 研究大会 発表論文 (PDF 12枚)
『管理会計と原価計算の革新を目指して』
執筆者(発表者)公認会計士 高田 直芳
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zoom RSS 公認会計士高田直芳:仮想通貨とマイニングの失速に今ごろ気づくのか

<<   作成日時 : 2018/11/29 01:00   >>

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仮想通貨とマイニングの
失速に今ごろ気づくのか



次の記事を読んだとき、「方向性は合っているが、大きさの測定が異なるぞ」と、思わずニヤニヤ。
【資料1】日本経済新聞2018年11月29日
  • 仮想通貨「採掘」に誤算 価格急落で撤退相次ぐ
    システムの信頼疑問符

膨大な計算をこなして仮想通貨を得る「採掘(マイニング)」の専門業者(マイナー)たちが苦境に立たされている。


「苦境に立たされている」という方向性は正しい。
しかし、その苦境の測定方法に誤りがあります。
【資料2】日本経済新聞2018年11月29日

大量の計算が必要になれば、マイニング装置の稼働や冷却に要する電力コストが増大する。

その結果、マイナーがマイニングのコストを回収できるビットコインの損益分岐点の価格水準が上昇した。


上昇した? それって、本当?


上掲記事では「損益分岐点」という分析道具が用いられています。
損益分岐点というのは、次の受賞論文で弾劾しているように「瑕疵ある理論」です。
【資料3】
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『会計学と原価計算の革新を目指して』(PDF32枚)
執筆者(受賞者)公認会計士 高田直芳


日本公認会計士協会 研究大会 発表論文
『管理会計と原価計算の革新を目指して』(PDF12枚)
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瑕疵ある理論で分析すると、どうなるか。

第一に、上記【資料3】にあるタカダ式操業度分析の損益操業度点(←損益分岐点とは似て非なるもの)で解析すると、「黒字と赤字の分水嶺」となる「1ビットコインあたりのドル」は、2018年以降、ほとんど変わりがないことがわかります。

つまり、上昇はしていないのです。


では、何が変わったのか。
答えは、仮想通貨市場に、虚数解が現われた、ということです。
【資料4:関連記事】

上掲【資料3】の受賞論文15ページ〔図表23〕では、虚数解の罠に陥ったルネサスエレクトロニクスの業績を図解しています。
仮想通貨市場も、同じ罠に陥ってしまった。


第二に、上掲の日経記事によれば、マイニングの苦境が強まったのは、2018年11月あたりから、とされています。

それに対し、タカダ式操業度分析によれば、上掲記事よりも数か月前に「虚数解が現われるぞ」という警告ランプが点滅していました。

次の関連記事は2018年6月のもの。
【資料5:関連記事】

上掲記事では「マイニングの矛盾」を、それとなく、におわせていました。
「風説の流布」になっては困るので、婉曲的な記述になってしまいましたが。


瑕疵ある損益分岐点分析(CVP分析)に頼っていては、金額を過小評価し、逃げるタイミングが遅きに失する。
【資料6】日本経済新聞2018年11月29日

マイナー各社が苦戦している直接の原因は、昨年12月に頂点を迎えた「ビットコインバブル」の崩壊だ。

今年はほぼ一貫して下落し、(略)昨年12月に記録した最高値のおよそ5分の1の水準だ。


瑕疵ある理論に頼るから、5分の1にまで下落しても、いまだに逃げられないのです。

〔文責 高田直芳 税理士 公認会計士〕
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