会計物理学&会計雑学講座公認会計士高田直芳

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zoom RSS 公認会計士高田直芳:ゴリラ問題を解決できない人工知能が会計や監査を撹乱させる

<<   作成日時 : 2018/12/31 01:00   >>

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ゴリラ問題を解決できない人工知能が
会計や監査を撹乱させる



多忙を極めているといいながら、新聞のスクラップ記事を読み出すと止まらない。
拾い読みした中で、非常に面白かったのは次の記事。
【資料1】日本経済新聞2018年12月9日
  • AI、弱点克服へ厚い壁
    感情表現や判断力まだまだ

現在のAIの中核技術である「深層学習」は、誤った情報や雑音がない膨大なデータを学ばせる手法が主流だ。

高い精度の判断には最低でも数千から数十万件のデータが必要といわれる。

これに対し、人間は少数のデータで済む。


そのため、人工知能は「人間には考えられない見間違いを起こす」ことが、上掲記事で指摘されています。

その例として「グーグルの研究者らは人間にはスクールバスに見える画像を、AIがダチョウと判定した事例を論文で公表している」ことを紹介していました。


「スクールバス問題」以外で、人工知能の限界を指摘するものとしては、次の記事で紹介されている「ゴリラ問題」が有名。
【資料2】産経新聞2018年1月19日
  • グーグルの画像認識システムは
    まだ「ゴリラ問題」を解決できていない


ゴリラ問題というのは、一部の人種を、人工知能は「ゴリラ」と認識してしまうこと。

2015年に「ゴリラ問題」が提起されて以来、人工知能がこの問題をいまだ解決できていないことが、上掲【資料2】で指摘されています。

今後、人工知能が膨大なデータを学習することによって、ゴリラ問題は解決されるのでしょうが、上掲【資料1】にもあるように、少数のデータで人とゴリラとを区別できる人間のほうが、まだまだ優れているといえるでしょう。


ところで、次の関連記事では、これからの会計監査では、人工知能が活用されることを紹介しました。
【資料3】

2019年10月から始まる消費増税。
東京オリンピックが開催される直前までの9か月間において実施される、クレジットカードのポイント還元。

この9か月間で、人工知能は、非常に面白いことを学習するのではないか、と推測しています。


発火点となるのは次の記事。
【資料4】

1つめは、9か月の間、ポイント還元を悪用した不正取引を、人工知能は「正しい取引だ」と学習させられてしまうこと。

ポイント還元は政府が決めたことなのだから、人工知能が、ポイント還元を利用した循環取引を「不正だ」と断罪することはできません。


2つめは、9か月間のポイント還元セールが終わった後。

9か月の間に繰り広げられた循環取引を「正当な取引データ」として学習させられた人工知能は、その後も繰り広げられる循環取引を「不正だ」と指摘できなくなってしまうこと。

会計や監査の世界で、ゴリラが跳梁跋扈する時代が始まろうとしている。
〔文責 高田直芳 税理士 公認会計士〕
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