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zoom RSS 公認会計士高田直芳:東京拘置所の変装と薬害エイズと自動運転と

<<   作成日時 : 2019/03/10 01:00   >>

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東京拘置所の変装と
薬害エイズと自動運転と



2019年3月6日に、東京拘置所から、作業着姿に変装して現われたのには驚いてしまった。
【資料1】朝日新聞『天声人語』2019年3月9日

「ご本人も変装を面白がっていた」という別の弁護士のコメントもある。

これまで見せたことのない、ちゃめっ気を披露したと思えば、あながち失敗とも言えないのではないか。


個人的には、好感度が、ぐっと上がりました。

別件で個人的に注目したのが、その2週間前に就任し、「無罪請負人」と呼ばれる弁護人の履歴。
【資料2】日本経済新聞『迫真』2019年3月2日

ロス疑惑、薬害エイズ、郵便不正事件などで無罪を勝ち取り、「どこが相手方の立証の弱点か見抜く嗅覚は侮れない」と検察幹部も一目を置く存在だ。


上記の日経記事で思い出した薬害エイズ事件。

2001年3月、血友病専門医に「過失があったとはいえない」として、無罪判決が言い渡されたっけ。


確かに、過失を立証するのは難しい。

例えば、自動運転のケース。
「レベル4」の自動走行が認められ、事故が起きた場合、運転手やメーカーの管理責任を問えるのか。

次の朝日記事では、責任の立証方法について説明が述べられていました。
【資料3】朝日新聞2018年1月17日
  • (教えて!人工知能:5)
     自動運転時の事故、責任の所在は?

こうした場合の過失には、次の2つのポイントを立証する必要があるらしい。
1つめは「予見可能性」といい、自動運転は事故に繋がると、あらかじめ認識できたかどうか。

2つめは「結果回避義務違反」といい、その事故を防ぐ手段があり、義務があったのに怠ったかどうか。

つまり、自動運転は事故を起こすかもしれないと予見し、事故を回避する策をとる義務があったのに、これを「しなかった」ことを証明する必要があります。


ここからは個人的な見解。
まず、手動であろうと自動であろうと、事故が起きることは予見できていいはず。

ところが、ここで重要な事項が一つあります。
それは、過去にどれだけの事故があったか、ということ。

自動運転はこれから始まる話なので、実績データの積み上げがない。
したがって、自動運転によって事故が起きることを予見する「その程度は低い」という論法が成り立つことになります。

おそらく「レベル4」の車が公道を走り、それで事故を起こしたとしても、実績データが積み上がるまでの期間、運転手もメーカーも管理責任を免れる可能性があります。


薬害エイズ事件の判決によると、エイズによる血友病患者の死亡という結果発生の予見はあったが「その程度は低く」過失があったとはいえない、としています。

自動運転の論法がこれに似ていて、どうにも気味が悪い。
「レベル4」が走り出した当初は、外を歩かないほうが無難ということか。

〔文責 高田直芳 税理士 公認会計士〕
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