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制作著作 高田 直芳 公認会計士 税理士
会計物理学&会計雑学講座
Accountphysics & Accounting Trivia
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新日本法規財団 奨励賞 受賞論文 (PDF 32枚)
『会計学と原価計算の革新を目指して』
執筆者(受賞者)公認会計士 高田 直芳
日本公認会計士協会 研究大会 発表論文 (PDF 12枚)
『管理会計と原価計算の革新を目指して』
執筆者(発表者)公認会計士 高田 直芳
上記研究大会のパワーポイント資料は、こちら。
関東信越税理士界『論陣』掲載論文(PDF 3枚)
『有償支給取引と循環取引に内在する
 税務リスクについて』
執筆者 高田 直芳

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みんなの「不正会計&監査の蹉跌」ブログ

タイトル 日 時
有償支給取引と循環取引に内在する税務リスクについて(原文)
有償支給取引と循環取引に内在する税務リスクについて(原文) 有償支給取引と循環取引に内在する税務リスクについて関東信越税理士界2018年12月号「論陣」掲載論文 表題の論文について、次のPDFファイルで、その原文を参照することができます。 【資料1】関東信越税理士界2018年12月号「論陣」掲載論文『有償支給取引と循環取引に内在する税務リスクについて』(PDF 3枚) 上記【資料1】を、このブログでは「循環取引論文」と略称することにします。 こういう著作物で最も重要なことは、第三者機関によって、著作権の成立年月日(2018年12月15日)を、客観... ...続きを見る

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2018/12/15 01:00
ライザップで循環取引?やっちまったかリバウンド
ライザップで循環取引?やっちまったかリバウンド ライザップで循環取引?やっちまったか、リバウンド なんとも、むず痒い話題が出てきたものです。 【資料1】日本経済新聞2018年12月8日RIZAP 監査法人が「待った」子会社の借金使い「取り立て益」 ライザップについては「負ののれん問題」があることを、次の関連記事で説明しました。 【資料2:関連記事】負ののれんを踏みとどまったかライザップ ライザップ株がストップ安 ところが問題は、「負ののれん」だけでは収まらないらしい。 【資料3】日本経済新聞2018年12月8日それ以上に監査業界... ...続きを見る

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2018/12/08 01:00
循環取引を粉飾決算だと見抜くのは難しいのか
循環取引を粉飾決算だと見抜くのは難しいのか 循環取引を粉飾決算だと見抜くのは難しいのか 2018年12月4日付の日本経済新聞に、元日本公認会計士協会会長のコメントが掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞『複眼』2018年12月4日会社側が正しいとする売り上げについて、循環取引による粉飾決算だったと、監査法人が発見することは実際には難しい。税務当局は反面調査など取引先の帳簿も見てつきあわせることができるのと大きな違いがある。 確かに、循環取引を発見するのは難しい。 だから、循環取引に手を染める企業は、放っておけばいい。 次の... ...続きを見る

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2018/12/04 01:00
公認会計士高田直芳:ふるさと納税の誤謬
公認会計士高田直芳:ふるさと納税の誤謬 ふるさと納税の誤謬 「これは見事な説明だなぁ」と感心してしまったのが、次の日経記事。 【資料1】日本経済新聞『大機小機』2018年11月22日ふるさと納税の非効率 特に秀逸なのが、ふるさと納税がどれほどの愚策であるかを指摘した、次の記述。 【資料2】日本経済新聞『大機小機』2018年11月22日海外の大学に在籍するある経済学者は「税収を得るための方法としてあまりにも分かりやすい間違い。(悪例として)教科書に載せるべきだ」と力説していた。ふるさと納税制度が「自治体によるレントシーキング(超... ...続きを見る

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2018/11/24 03:00
公認会計士高田直芳:かつてニッサンを絶賛したマスコミの社説に鼻白む
公認会計士高田直芳:かつてニッサンを絶賛したマスコミの社説に鼻白む かつてニッサンを絶賛したマスコミの社説に鼻白む 慰安婦問題をめぐる日韓合意に関して、産経新聞のコラム『産経抄』が、なかなか勇ましい。 【資料1】産経新聞『産経抄』2018年11月24日「財団の一方的な解散は背信行為に等しい」。小紙の「主張」はこう断じたが、読売新聞も手厳しい。「国際常識からかけ離れた韓国の措置は到底容認できない」。日経新聞も「首脳間で確認した取り決めをないがしろにする決定で失望を禁じ得ない」と言い切った。 上掲文章に続いて、毎日新聞と朝日新聞の社説のほうは、こき下ろしていま... ...続きを見る

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2018/11/24 01:00
公認会計士高田直芳:日産自動車のゴーンマジックとは何だったのか
公認会計士高田直芳:日産自動車のゴーンマジックとは何だったのか 日産自動車のゴーンマジック(日産リバイバルプラン)とは何だったのか 下記【資料2】は、私(高田直芳)が、ダイヤモンド・オンラインというサイトに寄稿していた『大不況に克つサバイバル経営戦略サバイバル経営戦略』の原文です。 2014年10月10日付のものであるにもかかわらず、いま読み返しても色褪せていないところが、どうにもむず痒い。 ちなみに、下記【資料2】を叩き台として、受賞の栄誉を受けたのが、次の【資料1】。 【資料1】新日本法規財団 奨励賞 受賞論文『会計学と原価計算の革新を目指して』... ...続きを見る

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2018/11/20 02:00
公認会計士高田直芳:日産自動車にも虚数解が現われるのか
公認会計士高田直芳:日産自動車にも虚数解が現われるのか 日産自動車にも虚数解が現われるのか 夕ご飯を食べているときに飛び込んできた、日産自動車ゴーン会長、逮捕のニュース。 報道番組で一通り確認して、「今年の重大ニュースは、これで決まりだな」と呟いて、床につく。 そんな悠長なことを述べている場合ではないか。 【資料1:関連記事】日産のゴーンマジックとは何だったのか 日産自動車も、次の関連記事で述べたように、「虚数解クラブ」の仲間入りをするのだろうか。 【資料2:関連記事】東芝の連結財務諸表に現われる虚数解 神戸製鋼所の連結決算書にも虚数解... ...続きを見る

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2018/11/20 01:00
公認会計士高田直芳:負ののれんを踏みとどまったかライザップ
公認会計士高田直芳:負ののれんを踏みとどまったかライザップ 負ののれんを踏みとどまったかライザップ ずいぶん昔の話になります。 次のブログでは、私が書いた小説が、ダイヤモンド社の経済小説大賞で最終選考にまで残った話をしました。 【資料1】ダイヤモンドオンライン「サバイバル経営戦略」自動車産業からニッポン経済に至るまで輸出立国を維持できる「円高限界点」はいくらか 受賞には至りませんでしたが、その小説で取り上げたのが、「負ののれん」を用いた粉飾決算。 それ以外に、現在の人工知能AIをもってしてもそう簡単には見抜けない「粉飾事例」を紡いだストーリーを... ...続きを見る

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2018/11/15 02:00
公認会計士高田直芳:海賊版問題にみるマーケティングと法務の蹉跌
公認会計士高田直芳:海賊版問題にみるマーケティングと法務の蹉跌 海賊版問題にみるマーケティングと法務の蹉跌 インターネット上に氾濫するマンガやアニメの海賊版について、見事な着眼点だなぁ、と感心したのが、次の記事。 【資料1】日経産業新聞『眼光紙背』2018年11月5日さまざまな識者がメディアやネットで発言する中、哲学者の東浩紀氏の指摘が「なるほど」と思わせた。漫画は「消費者の時間という観点から見ると、かなりコスパの悪い商品だ」というのだ。 コストパフォーマンス(費用対効果)が悪いから、海賊版が氾濫してしまう。 なるほど、なるほど。 記事は続いて、解... ...続きを見る

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2018/11/08 02:00
公認会計士高田直芳:人工知能をフル稼働させても見抜けぬ企業会計の異常値
公認会計士高田直芳:人工知能をフル稼働させても見抜けぬ企業会計の異常値 人工知能AIをフル稼働させても見抜けぬ企業会計の異常値 今回の話の取っかかりは、企業会計基準第29号『収益認識に関する会計基準』を起点として、次の国税庁にあるサイトを読んだとき。 【資料1】国税庁タックスアンサーNo.6487 未成工事支出金の仕入税額控除の時期 思わず画面を「むむっ!」と睨んでしまったのが、次の但書。 【資料2】『No.6487 未成工事支出金の仕入税額控除の時期』ただし、未成工事支出金として経理した金額を請負工事による目的物の引渡しをした日の属する課税期間の課税仕入れ... ...続きを見る

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2018/11/03 01:00
公認会計士高田直芳:有償支給取引と循環取引に内在するリスクについて(仮題)
公認会計士高田直芳:有償支給取引と循環取引に内在するリスクについて(仮題) 有償支給取引と循環取引に内在するリスクについて(仮題) 次の関連記事で紹介した通り、某業界誌の平成30年12月号に掲載される論文を1本、無事に送信し終えました。 【資料1:関連記事】循環取引と有償支給に関する論文を完成させた 論文冒頭の「はじめに」を示すと、次のとおり。 【資料2】(途中略)外形上は正常な取引を装いながらも確実に経営破綻を招く「循環取引」の問題を論ずる。実務上、有償支給取引は上場企業から中小企業まで広く利用される取引形態であるのに対し、循環取引は破綻するまで途中下車できな... ...続きを見る

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2018/10/21 01:00
公認会計士高田直芳:会計やファイナンスが陳腐化する理由
公認会計士高田直芳:会計やファイナンスが陳腐化する理由 会計やファイナンスが陳腐化する理由 この百年間、何の進歩もない理論をコピー&ペーストしていると、こういう事態を招くのだな、という1つの例。 【資料1】日本経済新聞『DeepInsight』2018年10月12日ビジネススクールが伸び悩む理由には経営学修士(MBA)が増え過ぎたこともある、という。経営学や財務の理論、いわゆるサイエンスから導かれる解は基本的に1つということが多いが、同じスキルを持ち、同じ答えを出せる人が増えると「『正解の陳腐化』現象が起き、企業は差別化の手段を失ってしまう可能性... ...続きを見る

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2018/10/14 01:00
公認会計士高田直芳:人工知能AIの瑕疵担保責任
公認会計士高田直芳:人工知能AIの瑕疵担保責任 人工知能AIの瑕疵担保責任 新聞記事で「AI」という文字を見かけない日はない、というほどの、人工知能AIブーム。 【資料1】日本経済新聞『データの世紀』2018年9月30日98%の日本企業が人工知能(AI)活用に前向きな一方で、期待通り動かすためのデータ学習に手間取っている。(略)開発は試行錯誤だった。世に送り出したコピーを使って学習させると、著作権に触れる可能性があったためだ。電通は人力でこの壁を突破。 やはり、最後は、人力なのか。 というか、人工知能AIが、キャッチコピーを考えるよう... ...続きを見る

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2018/10/01 02:00
公認会計士高田直芳:企業の監査は必要悪だと開き直ってみる
公認会計士高田直芳:企業の監査は必要悪だと開き直ってみる 企業の監査は必要悪だと開き直ってみる 2018年9月23日付の日本経済新聞では、欧米で粉飾決算の見落としが相次ぎ、「企業決算にお墨付きを与える会計監査の世界大手『ビッグ4』に再び批判が高まっている」とありました。 【資料1】日本経済新聞2018年9月23日監査不信再び 「10年周期説」に現実味「資本主義の負担」解見えず。直接のきっかけが建設2位カリリオン社の破綻だ。公共サービスに民間資金を生かす「PFI」発祥の地で、病院や道路などを多く手掛ける大手。それが突如、15億ポンド(約2300億円)... ...続きを見る

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2018/09/23 01:00
公認会計士高田直芳:13か月決算と善意の粉飾決算
公認会計士高田直芳:13か月決算と善意の粉飾決算 13か月決算と善意の粉飾決算 12か月決算ではなく、13か月決算の話です。 企業実務に携わる人であれば、わかる話。 実務を知らない人には、わからない話。 要は、12か月目までは通常の月次決算を行ない、決算整理仕訳や再振替仕訳を13か月目で入力する仕組みです。 翌期更新を行なったとき、13か月目の再振替仕訳が、翌期に引き継がれます。 現在の会計システムは優秀なので、13か月決算の機能は当然装備されている──、と思っていると足をすくわれる。 稀に、その機能を有していない会計システムがあ... ...続きを見る

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2018/09/21 01:00
公認会計士高田直芳:権威に逆らえぬ安全管理が時に惨劇を引き起こす
公認会計士高田直芳:権威に逆らえぬ安全管理が時に惨劇を引き起こす 権威に逆らえぬ安全管理が時に惨劇を引き起こす 2018年8月31日付の日経産業新聞で、面白い記事が掲載されていました。 【資料1】日経産業新聞2018年8月31日権威者に物言えぬ日本企業 不祥事生む風土 上掲記事は、飛行機整備に関する杜撰な実態を、監督官庁から問題視され、改善命令を受けた、という内容です。 長文の解説記事なので、以下で要点をまとめます。 【資料2】“ Authority Gradient "を直訳したものとして、「権威勾配」という用語がある。 例えば現場で「経験豊富な... ...続きを見る

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2018/09/10 01:00
公認会計士高田直芳:循環取引と有償支給に関する論文を完成させた
公認会計士高田直芳:循環取引と有償支給に関する論文を完成させた 循環取引と有償支給に関する論文を完成させた このところの猛暑で、仕事をする気になれない。 ということで、次の関連記事でも紹介したように、簡単な論文を一本、書き上げました。 【資料1:関連記事】循環取引は破綻するのに、有償支給や無償支給は、なぜ、破綻しないのか 循環取引は会計不正ではなく連鎖倒産のトリガーにすぎない 原稿の締切は、だいぶ先。 掲載されるのは、そこからもっと先。 字数制限があるので、窮屈な内容になっていますが、盛り込むべき内容はすべて盛り込みました。 その論文では、上... ...続きを見る

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2018/08/07 01:00
公認会計士高田直芳:監査報告書が長文化抽象化するのは現場が倦んでいるからか
公認会計士高田直芳:監査報告書が長文化抽象化するのは現場が倦んでいるからか 監査報告書が長文化・抽象化するのは現場が倦んでいるからか〜ヤマト運輸のミカン事件〜_ この週末、企業会計審議会『監査基準の改訂について 監査基準』を一読する。 酷暑の中、こういうものを暗記しなければならない受験生は大変だなと。 六法であれば判例との有機的な結合により、条文もすとんと腑に落ちる。 監査基準には実例がないので、ひたすら写経して暗記するだけ。 監査にも事例集はありますが、判例のように冒頭に「結論」がないので、結局、何が書かれてあるのかが、さっぱりわからない。 【資料1:関連... ...続きを見る

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2018/07/22 01:00
公認会計士高田直芳:循環取引は会計不正ではなく連鎖倒産のトリガーにすぎない
公認会計士高田直芳:循環取引は会計不正ではなく連鎖倒産のトリガーにすぎない 循環取引は会計不正ではなく連鎖倒産のトリガーにすぎない このところ連続して、循環取引の話題を持ち出しました。 【資料1:関連記事】循環取引を会計不正だと断罪する人々の得意顔に鼻白む 循環取引は破綻するのに、有償支給や無償支給は、なぜ破綻しないのか 私見を述べるならば──、 循環取引そのものは、会計不正ではない。という立場です。 根拠の1つめは、循環取引では、取引実態が存在することです。 上記【資料1:関連記事】で紹介した日本公認会計士協会の委員会報告『循環取引等不適切な会計処理への... ...続きを見る

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2018/06/09 01:00
公認会計士高田直芳:循環取引は破綻するのに有償支給や無償支給はなぜ破綻しないのか
公認会計士高田直芳:循環取引は破綻するのに有償支給や無償支給はなぜ破綻しないのか 循環取引は破綻するのに有償支給や無償支給はなぜ、破綻しないのか 次の関連記事では、循環取引を説明しました。 【資料1:関連記事】循環取引を会計不正だと断罪する人々の得意顔に鼻白む 上記の関連記事では、次に掲げるコメントを述べました。 【資料2】循環取引は必ず経営破綻を引き起こす それから、もう一つ。 循環取引を行なう場合には、その前にしておくべき手続(事前手続)と、その後にすべき手続(事後手続)の2種類がある点に留意する必要があります。 ...続きを見る

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2018/06/06 02:00
公認会計士高田直芳:循環取引を会計不正だと断罪する人々の得意顔に鼻白む
公認会計士高田直芳:循環取引を会計不正だと断罪する人々の得意顔に鼻白む 循環取引を会計不正だと断罪する人々の得意顔に鼻白む 会計知のない人たちが、得意気になって語る話に、循環取引があります。 今回は、これを返り討ちにしてみましょう。 循環取引は通常、次の3社間で行なわれます。 矢印の向きが、商品の流れを表わします。 【資料1】3社間の循環取引\(\displaystyle \large \begin{eqnarray} \overbrace{ \left( \begin{array}{c|c} \rm{A} & \mathbb{A} \\ 事 & 事 ... ...続きを見る

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2018/06/06 01:00
公認会計士高田直芳:カフェテラス監査とコーポレートガバナンス
公認会計士高田直芳:カフェテラス監査とコーポレートガバナンス カフェテラス監査とコーポレート・ガバナンス 過日、テレビ東京で放映された、次の番組は非常に面白かった。 【資料1】『ガイアの夜明け』マネーの魔力2 番組前半が、次の関連記事でも採り上げた「かぼちゃの馬車」事件。 後半が、界壁の手抜き工事の話。 【資料2:関連記事】仮想通貨市場の超過利潤とかぼちゃの馬車の地代家賃 どちらも上場企業を舞台している点が共通しています。 コーポレート・ガバナンスやコンプライアンスというものが、御題目に過ぎないことを、思い知らされる事件でした。 「カフェテ... ...続きを見る

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2018/06/02 01:00
公認会計士高田直芳:リベートの裏に隠されたカラクリが会計不正の新たな火種となる
公認会計士高田直芳:リベートの裏に隠されたカラクリが会計不正の新たな火種となる リベートの裏に隠されたカラクリが会計不正の新たな火種となる 次の関連記事では、売上値引きを題材として、現代の会計システムや原価管理システムが抱える無為無策ぶりを紹介しました。 【資料1:関連記事】売上値引という「隠れ変動費」に気づかぬ財務会計システムの愚かしさ 今回は、仕入れにまつわる話です。 話題は多岐にわたるのですが、以下ではリベートに絞った話をします。 まずは例題から。 スーパーマーケットの甲社では、卸業者の乙社から、商品Aを仕入れています。 その仕入単価を、税込みで 100... ...続きを見る

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2018/05/29 01:00
公認会計士高田直芳:収益認識基準を立派に仕立てても会計不正や粉飾決算はなくならない
公認会計士高田直芳:収益認識基準を立派に仕立てても会計不正や粉飾決算はなくならない 収益認識基準を立派に仕立てても会計不正や粉飾決算はなくならない 2018年5月11日付の日本経済新聞『春秋』では、次の記載がありました。 【資料1】日本経済新聞『春秋』2018年5月11日「雉(きじ)の草隠れ」という言葉がある。日本の国鳥キジは極彩色の羽毛をまとい、とても優雅な存在だが隠れるのは苦手らしい。頭だけを草むらに突っ込んで目立つ体はむき出しのまま。 上記のコラムを読んで、「似てるなぁ」と思ったのが、2018年3月30日付けで公表された、次の会計基準等です。 【資料2】収益認識に... ...続きを見る

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2018/05/24 01:00
公認会計士高田直芳:人工知能AIをもってしても会計不正や粉飾決算が見抜けない理由
公認会計士高田直芳:人工知能AIをもってしても会計不正や粉飾決算が見抜けない理由 人工知能AIをもってしても会計不正や粉飾決算が見抜けない理由 次の関連記事では、東芝の会計不正を見抜けなかった関係者の後悔の弁を紹介しました。 【資料1:関連記事】会計監査で人工知能AIを活用しても粉飾決算は糺(ただ)せない 現在でも「人工知能AIが、もっと発達すれば……」と考えている人はいるのでしょうか。 もし、いるのだとしたら、それは虚しい期待に終わります。 仕訳をはじめとする会計データや、工数管理をはじめとする生産管理データなどは、それらがビッグデータとして集積すればするほど、ク... ...続きを見る

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2018/04/26 01:00
公認会計士高田直芳:不正請求と人工知能AIとベンフォードの法則と
公認会計士高田直芳:不正請求と人工知能AIとベンフォードの法則と 不正請求と人工知能AIとベンフォードの法則と 2018年4月4日付の日本経済新聞に、興味深い記事が掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞2018年4月4日AIが不正請求検知、三井住友海上など、保険金詐欺防ぐ。 ビッグデータを相手とした、人工知能AIによる解析は、人智を超えて人災を防ぐ、といったところでしょう。 ヒトでは手に負えない業務を、人工知能AIに委ねるのは、ヒトを加速度的に退化させる可能性がありますが、それは時代の流れ。 【資料2:関連記事】今の学生は売上の計算ができないっ... ...続きを見る

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2018/04/05 01:00
公認会計士高田直芳:追記社団法人
公認会計士高田直芳:追記社団法人 追記:社団法人 次の関連記事では、社団法人の話題を取り上げました。 【資料1:関連記事】制度の盲点を突いて社団法人を利用する人たちがいる 上記のブログを公開した翌日に、日本経済新聞で、同旨の記事が掲載されていました。 【資料2】日本経済新聞2018年3月26日一般社団 相続に課税「税逃れ」を問題視で改正 経営者に対応せまる 来月から社団法人への課税が強化されます。 苦々しく思っていただけに、実によいことだ。 ...続きを見る

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2018/03/26 01:00
公認会計士高田直芳:制度の盲点を突いて社団法人を利用する人たちがいる
公認会計士高田直芳:制度の盲点を突いて社団法人を利用する人たちがいる 制度の盲点を突いて社団法人を利用する人たちがいる 先日、業界団体の人たちが集まって社団法人を設立したので、そのお手伝いをしました。 理事や監事になるのではなく、日常の会計処理に始まり、決算書の作成までの指導です。 企業会計方式でいくか、公益法人会計方式でいくかは、少し迷うところ。 収益事業が絡めば、法人税や消費税の申告にも注意が必要です。 以前に比して、特に社団法人は、設立しやすくなりました。 2008年の制度改正によって、営利目的でも設立できるようになったのが大きい。 NPO法人... ...続きを見る

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2018/03/25 01:00
公認会計士高田直芳:自計化の嘘
公認会計士高田直芳:自計化の嘘 自計化の嘘 自計化とは、経理業務などを外部委託(アウトソーシング)せず、内部で完結させることをいいます。 市販の会計ソフトはかなり洗練されてきており、自計化は時代の流れだといえるでしょう。 ところが、毎年、確定申告の季節になると、個人事業者や中小企業から嘆きの声を聞くことになります。 なぜ、現金勘定がマイナス残高になるのかと。 会計ソフトがどれだけ高度化しようとも、人工知能AIがどれだけ進化しようとも、貸借対照表の現金勘定がマイナス残高になる不思議は、解消されないようです。 例えば、... ...続きを見る

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2018/03/16 01:00
公認会計士高田直芳:管理会計の粉飾に平然と手を染める者たちがいる
公認会計士高田直芳:管理会計の粉飾に平然と手を染める者たちがいる 管理会計の粉飾に平然と手を染める者たちがいる 1つ会社の屋根の下で複数の事業部を展開するにしろ、ホールディングスの下で複数の子会社を展開するにしろ、これらで共通して用いられる業績評価の道具に、セグメント別の直接原価計算制度があります。 用語の混乱を避けるためには、直接原価よりも、変動原価のほうが望ましいのですが、以下では、直接原価の名称を用いることにします。 「直接原価計算(変動原価計算)って、何?」という人は、次の拙著の第15章や第16章を参照。 決定版ほんとうにわかる管理会計&戦略会... ...続きを見る

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2018/02/02 01:00
公認会計士高田直芳:東芝の第三者調査委を今ごろ批判するか
公認会計士高田直芳:東芝の第三者調査委を今ごろ批判するか 東芝の第三者調査委を今ごろ批判するか 本ブログでは、次の【資料A:関連記事】の一覧にあるように、東芝問題を適宜扱ってきました。 【資料A:関連記事】東芝問題まとめ東芝問題まとめ その2 日本経済新聞では、2018年1月10日から13日まで、「検証東芝危機」が連載されていました。 新聞の論調も、随分と変わったな、という印象です。 当初の論調については、上記【資料A】(2) のブログで説明しました。 そのブログの公開日は、2016年12月31日付。 かなり昔の話です。 以下で、【資料... ...続きを見る

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2018/01/13 01:00
公認会計士高田直芳:公認会計士の倫理強化?そんな無茶をいうか
公認会計士高田直芳:公認会計士の倫理強化?そんな無茶をいうか 公認会計士の倫理強化?そんな無茶をいうか 2017年12月25日付の日本経済新聞では、次の記事が掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞2017年12月25日会計士、倫理強化に戸惑い顧客企業の違法行為通報義務協会が規則改正、監査外も対象 上掲記事で本質をついていたのは、次の記述でしょう。 【資料2】日本経済新聞2017年12月25日会計士を増やすため、2006年に試験を簡素化したことが会計士の勉強不足につながっているとの指摘もある。 だから、次の関連記事で紹介した「事件」が起きるわ... ...続きを見る

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2017/12/25 01:00
公認会計士高田直芳:コピペで盗用論文を作成する会計士たち
公認会計士高田直芳:コピペで盗用論文を作成する会計士たち コピペで盗用論文を作成する会計士たち 2017年11月11日付の朝日新聞で、次の記事が掲載されていました。 【資料1】朝日新聞2017年11月11日 『コピペ・引き写し…会計士の卵12人、論文盗用で処分』 公認会計士試験に合格し、登録に必要な実務補習を受ける補習生12人が提出した論文に、他の文献を引き写す盗用行為が見つかり、処分されていたことが分かった。(略) 過去にも盗用行為があったため、今回論文をチェックしたところ、数十人の論文で盗用とみられる部分が見つかった。 「数十人」という... ...続きを見る

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2017/11/28 01:00
公認会計士高田直芳:売掛金の〆日を利用してコンサルティングの偽善を見破る方法
公認会計士高田直芳:売掛金の〆日を利用してコンサルティングの偽善を見破る方法 売掛金の〆日を利用してコンサルティングの偽善を見破る方法 次の関連記事では、似非コンサルタントたちの是非を問いました。 【資料1:関連記事】外資系コンサルティングファームを人差し指一本で投げ飛ばすDCFやNPVやIRRを得意気に語る、似非コンサルタントの化けの皮を剥がす斯界の権威や第一人者たちを人差し指1本で投げ飛ばす 今回は、売掛金の〆日(締め日)問題を利用して、コンサルタントの力量というか、技量を試す問題を、以下で問うてみることにしましょう。 例えば、3月決算の会社を想定してみます。... ...続きを見る

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2017/11/26 01:00
公認会計士高田直芳:商工中金の矛盾
公認会計士高田直芳:商工中金の矛盾 商工中金の矛盾 今年(2017年)初めに発覚した、商工中金にまつわる不正融資問題は、メディアなどで断続的に取り上げられてきたので、改めて述べるまでもありません。 この問題の本質の的を、見事に射ていたのは、次の記事でしょう。 【資料1】日本経済新聞2017年10月19日今回の不正発覚後、現場で取引先に謝罪しに回った商工中金の関係者は「おしかりを受けるかと思ったら、驚くほど批判は少ない」と明かす。借りる側からすれば、民間銀行より低い金利でお金を借りられるのはありがたいからだ。今回の問題で、それ... ...続きを見る

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2017/11/23 01:00
公認会計士高田直芳:何かが足りない会計士たち
公認会計士高田直芳:何かが足りない会計士たち 何かが足りない会計士たち 2017年10月28日付の日本経済新聞では、監査法人の「ブラック企業ぶり」が取り上げられていました。 【資料1】日本経済新聞2017年10月28日会計士が足りないあずさ 新規受注停止 新規上場のネックに監査法人 質向上へもがく だからでしょう、次の記事にもあるとおり、その華やかさに惹かれて、コンサルタント業界への転職組が増える話も肯けます。 【資料2】日本経済新聞2017年10月28日企業の経理部や経営コンサルタントに転職する会計士も増え、約3万人いる会計士のう... ...続きを見る

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2017/10/28 01:00
公認会計士高田直芳:会計ソフトの見栄えの良さに騙される
公認会計士高田直芳:会計ソフトの見栄えの良さに騙される 会計ソフトの見栄えの良さに騙される 税理士公認会計士という職業柄、複数の会計ソフトを使いこなしています。 特に市販の会計ソフトは、いくつかを使い分けており、その完成度の高さには、いつも驚かされています。 ただし、会計ソフトの出来栄え・見栄えがどれだけ素晴らしくても、それを入力する側の能力が低い場合、とんでもない貸借対照表や損益計算書ができあがります。 個人事業や中小企業でよくあるのが、会計システムの現金勘定がマイナスになっているケース。 それって、現金勘定と預金勘定とで、入り繰りが起き... ...続きを見る

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2017/10/26 01:00
公認会計士高田直芳:粉飾決算では諸口勘定を疑え
公認会計士高田直芳:粉飾決算では諸口勘定を疑え 粉飾決算では諸口勘定を疑え 少しばかり知識や技能を身に付けると、それを得意気に駆使する人を見かけます。 会計処理でいえば、諸口勘定でしょう。 仕訳で「諸口」という文字を初めて見た人にとっては、何が何だかわからぬ科目名。 ところが、会計処理に慣れてくると、何十行にもわたって、諸口勘定が使われるようになります。 某大企業で、その日1日の仕訳の相手科目がすべて「諸口」になっていて、呆れ返ったことがありました。 なにも、そこまですることはないだろうに。 中小企業の普通預金通帳の出金欄で、し... ...続きを見る

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2017/10/17 01:00
公認会計士高田直芳:神戸製鋼所の連結決算書にも虚数解が現われるのか
公認会計士高田直芳:神戸製鋼所の連結決算書にも虚数解が現われるのか 神戸製鋼所の連結決算書にも虚数解が現われるのか 声高に唱えたところで、「所詮、こんなものさ」と諦観してしまうのが、コンプライアンスの世界。 東芝が、特設注意市場銘柄の指定を解除されて、ホッとしたところに、突如として湧き出た「神鋼ショック」。 次の関連記事で述べたように、これからの数年間、東芝の連結決算書にどのような「虚数解」が現われるのかを、じっくりと注視するつもりでした。 【資料1:関連記事】東芝の連結財務諸表に現われる虚数解 神戸製鋼所にも虚数解が現われるのかどうかを、東芝との二本... ...続きを見る

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2017/10/13 01:00
公認会計士高田直芳:『国家はなぜ衰退するのか』ダロン アセモグル
公認会計士高田直芳:『国家はなぜ衰退するのか』ダロン アセモグル 『国家はなぜ衰退するのか』ダロン アセモグル 国家はなぜ衰退するのか(上)権力・繁栄・貧困の起源ダロン アセモグルAmazonアソシエイト by 国家はなぜ衰退するのか(下)権力・繁栄・貧困の起源ダロン アセモグル 上巻(414ページ)を読み終えて、いまは下巻(410ページ)を読んでいるところ。 個人的な興味として、数学と歴史は苦にならない。 英語学習には興味がない。 あと数年もすれば、スマートフォンを介して、人工知能AI が同時通訳してくれるだろうから。 欧米人とコミュニケーショ... ...続きを見る

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2017/06/01 02:00
公認会計士高田直芳:『図書館戦争』有川浩
公認会計士高田直芳:『図書館戦争』有川浩 『図書館戦争』有川浩 図書館戦争KADOKAWA/角川書店 有川 浩Amazonアソシエイト by この1か月、会計監査や税務(電子申告)で忙殺されながらも、その合間をぬって専門書や小説に親しむ日々。 『図書館戦争』は、そのうちの1冊。 以前から読みたいとは思いつつ、なかなか着手することができませんでした。 非現実的な世界をパラレルワールドにおさめ、細部では現実に徹底して拘る。 こいつは、すごいや、と感嘆してしまいました。 警察や自衛隊を上回る軍事力をもった図書隊という組織に唖然... ...続きを見る

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2017/05/31 01:00
公認会計士高田直芳:法務の蹉跌需給曲線のシフトと需給曲線上のシフトの違い
公認会計士高田直芳:法務の蹉跌需給曲線のシフトと需給曲線上のシフトの違い 法務の蹉跌需給曲線のシフトと需給曲線上のシフトの違い クルーグマン ミクロ経済学ポール クルーグマン 需給曲線とは、需要曲線と供給曲線の合成語。 上掲書「第3章 需要と供給」で口酸っぱく説明されているのが、「需給曲線のシフト」と「需給曲線上のシフト」とを混同するな、というものです。 「需給曲線上のシフト」よりも、「需給曲線のシフト」のほうが重要だということも。 特に、ある商品の価格が変化するとき、それは需要曲線のシフトによるものなのか、供給曲線のシフトによるものなのか、には注意する必要... ...続きを見る

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2017/05/04 01:00
公認会計士高田直芳:東芝の連結財務諸表に現われる虚数解
公認会計士高田直芳:東芝の連結財務諸表に現われる虚数解 東芝の連結財務諸表に現われる虚数解 東芝で先日(2017年4月11日)、監査意見のないままに決算発表が行なわれました。 この件に関しては、メディアなどで、膨大な情報が流れています。 概要は、日本経済新聞で4月13日から連載されている「東芝を読み解くキーワード」などを参照すればいいこと。 自らの手で不適切会計や減損損失を詳細に検証することなく、メディアの尻馬に乗り、会計知のないまま、東芝を批判する風潮には、ウンザリしています。 個人的な関心事は、今後発表される確定値がどのようなものである... ...続きを見る

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2017/04/16 01:00
公認会計士高田直芳:綾瀬はるか主演『万能鑑定士Qモナリザの瞳』
公認会計士高田直芳:綾瀬はるか主演『万能鑑定士Qモナリザの瞳』 綾瀬はるか主演『万能鑑定士Qモナリザの瞳』 万能鑑定士Qモナ・リザの瞳〔DVD〕角川書店 綾瀬はるか・松坂桃李Amazonアソシエイト by 万能鑑定士Q松岡 圭祐〔角川書店〕 日本経済新聞で「ヘリコプターマネー」という語で検索をかけると、過去1年分だけで100件以上もヒットします。 それに関連してあれこれ調べているときに、「万能鑑定士Q」に行き当たりました。 「万能鑑定士」については、第1巻を読んだとき、どうにも馴染めなくて途中で挫折。 その後、ヘリコプターマネーとどういう関連がある... ...続きを見る

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2017/04/01 02:00
公認会計士高田直芳:工数を悪用した水増し請求は粉飾決算の温床
公認会計士高田直芳:工数を悪用した水増し請求は粉飾決算の温床 工数を悪用した水増し請求は粉飾決算の温床 今回は、次の【資料1:関連記事】のスピンオフ。 【資料1:関連記事】会計監査で人工知能AIを活用しても粉飾決算は糺せない 工数を悪用した水増し請求と、そこから派生する粉飾決算の話です。 女子高校生を主人公とした『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』の感想ブログをアップロードした直後に、難解な会計の話を持ち出す。 こうしたギャップが、本ブログの特徴です。 今回はスピンオフということで、上記【資料1】で説明した意義や図表などは【資料1】を参照してもらうことと... ...続きを見る

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2017/03/24 02:00
公認会計士高田直芳:会計監査で人工知能AIを活用しても粉飾決算は糺せない
公認会計士高田直芳:会計監査で人工知能AIを活用しても粉飾決算は糺せない 会計監査で人工知能AIを活用しても粉飾決算は糺(ただ)せない 2017年3月15日付の日本経済新聞では、次の記事が掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞「Disruption断絶を超えて (3)」2017年3月15日原子力事業の混乱で2016年4〜12月期連結決算の公表を再度延期した東芝。すべての発端は15年4月に発覚した不適切会計だった。当時、監査を担当した新日本監査法人の関係者は悔やむ。「AI(人工知能)があれば、不正の温床となったバイセル取引を見抜けたんじゃないか」。パソコン部門... ...続きを見る

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2017/03/20 01:00
公認会計士高田直芳:東芝問題の行く末を案ずる
公認会計士高田直芳:東芝問題の行く末を案ずる 東芝問題の行く末を案ずる 確定申告業務に忙殺されながらも、新聞などで時事問題はしっかりフォロー。 毎日、いろんな事件が起きるものだなと。 経済記事で頻繁に目に付く企業名は、東芝とヤマト運輸。 物流問題は別に論ずるとして、東芝問題に関しては次の関連記事で、「東芝の近日点」と「ルネサスエレクトロニクスの近日点」とをそれぞれ紹介しました。 【資料1:関連記事】東芝の債務超過が非で、ベンチャー企業が是である理由 近日点というのは、企業の総コスト曲線(総費用曲線)と、売上高線とが交わらないとき... ...続きを見る

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2017/03/15 01:00
公認会計士高田直芳:東芝の債務超過が非でベンチャー企業が是である理由
公認会計士高田直芳:東芝の債務超過が非でベンチャー企業が是である理由 東芝の債務超過が非でベンチャー企業が是である理由 今回は、変則的な話。 今から十年が経過したとき(2027年や2028年)、そのときから遡って十年前(2017年や2018年)の東芝がどういう業績であったかを予想する話です。 キーワードとなるのが、債務超過。 次の【資料1:関連記事】では、【資料2】に掲げる疑問を投げかけました。 【資料1:関連記事】東芝問題はどこまで突き進むのか【資料2】メディアの報道を見ると、東芝の債務超過の金額がバラバラ。論ずる者によって、なぜ、金額が異なるのか。債... ...続きを見る

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2017/02/23 01:00
公認会計士高田直芳:東芝問題はどこまで突き進むのか
公認会計士高田直芳:東芝問題はどこまで突き進むのか 東芝問題はどこまで突き進むのか ここ数日で俄然、注目を浴びている「債務超過」という用語。 かつて、日本航空や東京電力などでも取り上げられた会計用語です。 素朴な疑問を2つほど。 【資料】メディアの報道を見ると、東芝の債務超過の金額がバラバラ。論ずる者によって、なぜ、金額が異なるのか。債務超過というのは、ベンチャー企業でしばしば見かける業績。ベンチャー企業の債務超過と、東芝の債務超過とは、どう違うのか。ベンチャー企業の債務超過は「是」とされるのに、東芝の債務超過が「非」とされるのは何故か。... ...続きを見る

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2017/02/15 01:00
公認会計士高田直芳:『探偵の探偵2』松岡圭祐
公認会計士高田直芳:『探偵の探偵2』松岡圭祐 『探偵の探偵 2』松岡圭祐 探偵の探偵 2講談社 松岡圭祐Amazonアソシエイト by 第1巻から読まないと、この第2巻の面白さは伝わらない。 シリーズものの難しさ、といったところでしょう。 松岡圭祐『探偵の探偵2』スマホアプリで政府専用機の位置が探知可能なことを、読売新聞が指摘するまで、防衛省は気づかなかった。 へぇ、そんなことが、あったんですか。 メディアの報道で、読者がその行間を読むのは難しい。 「暴行する」や「乱暴する」という表現には、言外の意味があることが説明されてい... ...続きを見る

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2017/01/03 01:00
公認会計士高田直芳:東芝問題まとめその2
東芝問題まとめ その2 東芝問題をまとめたブログの一覧は、下記【資料11】にて。 さて、日本経済新聞では、東芝問題について次の記事が掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞2016年12月27日東芝が2017年3月期に米国の原子力発電事業で1000億円規模の特別損失を計上する見通しであることが26日分かった。 上記において、「1000億円」ではなく、「1000億円規模」という表現に、引っかかりを覚えました。 1000億円どまり? ゼロを3つも並べるのが紛らわしい。 翌日に、次の... ...続きを見る

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2016/12/31 01:00
公認会計士高田直芳:東芝問題まとめ
東芝問題まとめ 東芝問題をまとめたブログの一覧は、下記【資料8:関連記事】にて。 さて、東芝の不適切会計(不正会計・粉飾決算)について、「なぜ、刑事責任を問われないのか」と、憤りを感じている人がいるかもしれません。 あなたのその憤りは、現代の会計学の立場では、まったくの見当外れであることを、以下で証明してご覧に入れましょう。 会計学は、財務会計論と管理会計論という、2種類の体系から構成されます(公認会計士法8条2項1号)。 このうち、法令や会計基準などで定められていない理論を扱う会計学... ...続きを見る

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2016/12/30 02:00
公認会計士高田直芳:『直感を裏切る数学』神永正博〜数学で粉飾決算を見破る方法〜
『直感を裏切る数学』神永正博『四色問題』一松 信〜数学で粉飾決算を見破る方法〜 直感を裏切る数学「思い込み」にだまされない数学的思考法神永 正博講談社ブルーバックス四色問題どう解かれ何をもたらしたのか一松 信講談社ブルーバックス 従前ブログ「『探偵の探偵』松岡圭祐」では、学園ミステリーからハードボイルド&バイオレンスへと転戦する、と述べておきながら、上掲書2冊を利用して「空間充填曲線」というものに挑んでいます。 従前ブログ「『曲線の秘密』 松下泰雄」でも述べたように、自称「曲線愛好家」なも... ...続きを見る

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2016/12/23 01:00
公認会計士高田直芳:DeNA問題と著作権侵害&窃用盗用問題
DeNA問題と著作権侵害&窃用盗用問題 DeNAは、いわずと知れた東証一部上場企業(証券コード2432)。 著作権法のお陰でメシを食っているメディア業界が、他者の著作権を踏みにじっては目も当てられぬ。 【資料1】日本経済新聞 社説 2016年12月8日付IT(情報技術)サービス大手のディー・エヌ・エー(DeNA)は先月末、根拠が不明確な記事を載せていたとして医療関連サイトの公開をやめた。さらに、他のサイトからの文言の転用を執筆者に推奨していると思われかねない運用があったこともわかり、運営す... ...続きを見る

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2016/12/08 01:00
公認会計士高田直芳:『交渉の論理力』八代英輝
『交渉の論理力』八代英輝 交渉の論理力どんな相手も説き伏せる切り返し術日本文芸社 八代 英輝Amazonアソシエイト by 典型的なハウツー本です。 元裁判官 → 弁護士による文章なので、論理的に組み立てられていて、説得力があります。 ジグソーパズルをやるなら、最初に枠を作り、周辺からじわじわとピースを当てはめていく、といった理論構成。 目次を眺めるだけでも、役立つ1冊だといえるでしょう。 交渉相手の膝の向きで、その熱意を推し量れる、という話には、なるほどなと。 『交渉の論理力』... ...続きを見る

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2016/11/22 01:00
公認会計士高田直芳:法人税所得税相続税はいかがなものか
法人税 → 所得税 → 相続税はいかがなものか このブログではときどき、「税」の話を持ち出します。 この件について、「税理士でない者が、税を語るのは、いかがなものか」というアドバイスを頂戴することがあります。 「いかがなものか」というのは否定的な意味合いがあるので、アドバイスというよりは、クレームになるのでしょう。 税理士法52条では、次の定めがあります。 【税理士法第52条】税理士又は税理士法人でない者は、この法律に別段の定めがある場合を除くほか、税理士業務を行つてはならない。 ... ...続きを見る

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2016/10/26 18:00
公認会計士高田直芳:監査法人のへっぴり腰が企業のコンプライアンス違反を増長させる
監査法人のへっぴり腰が企業のコンプライアンス違反を増長させる 下町ロケット池井戸 潤Amazonアソシエイト by 従前のブログ『実務を知らぬ者ほど、会計を偉そうに語る』では、半沢直樹シリーズ第1作『オレたちバブル入行組』を取り上げました。 『隠蔽捜査5.5 自覚 今野敏』では、半沢直樹シリーズ第2作『オレたち花のバブル組』を取り上げました。 その勢いをかって、次の3冊と、冒頭の『下町ロケット』を読みました。 ロスジェネの逆襲池井戸 潤銀翼のイカロス池井戸 潤 空飛ぶタイヤ池井戸 潤... ...続きを見る

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2016/08/14 01:00
公認会計士高田直芳:工事進行基準と工事完成基準は粉飾決算の巣窟なり
工事進行基準と工事完成基準は粉飾決算の巣窟なり高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 いま、いくつかの企業で、原価計算コンサルティングや管理会計コンサルティングを手掛けています。 【資料1】コンサルティングの概要はこちら高田原計/旧・原価計算工房と、タカダ式コンサルティング 建設業会計ソフトを完成させた for Access2016企業規模の違いはあるものの、部品については総合原価計算制度を適用し、その部品を用いた完成品については個別原価計算制度を適用する、というパターンは、各社とも共通... ...続きを見る

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2016/08/07 01:00
公認会計士高田直芳:『隠蔽捜査5.5自覚』今野敏
『隠蔽捜査5.5 自覚』今野敏 自覚: 隠蔽捜査5.5今野 敏Amazonアソシエイト by 『隠蔽捜査』は、第1作からの愛読書です。 とにかく痛快。 読み始めた当初は、エリート臭がプンプンして、「なんじゃ、こりゃ?!」でした。 ところが、いつのまにか、「5.5」までを読み終えてしまいました。 「コンマ0.5」は、短編集を表わします。 『隠蔽捜査5.5自覚』は、主人公の周辺の人たちを描いた短編集でした。 竜崎署長のような人物が警察官であった場合、警察組織も随分と違ったものになる... ...続きを見る

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2016/07/03 01:00
公認会計士高田直芳:上場企業はなぜ監査法人を見下すのか
上場企業は、なぜ監査法人を見下すのか いまは、四半期ごとに決算が行なわれます。 特に3月末日を年度末としている上場企業は、決算業務と会計監査への対応で、多忙な日々を送っているはず。 会計監査については、2015年の東芝問題で、上場企業に対して強気の姿勢を見せる監査法人が多いと推測しています。 監査法人諸君へ、ひと言、アドバイス。 あなたがたは「教科書に書かれてあること」を、まるで自分が書いたかのように語るのは得意だが、企業実務の何たるかを理解していないのだから、間抜けな発言を繰り返して... ...続きを見る

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2016/04/08 01:00
公認会計士高田直芳:会計基準や会計監査はいずれ人工知能AI に取って代わられる
会計基準や会計監査はいずれ人工知能AIに取って代わられる 2008年12月に公認会計士試験委員に任命されたとき、財団法人会計教育研修機構(通称「会計教育財団」)の講師も委嘱されました。 講義名は、『管理会計の実務』(経営204)です。 5年後の2013年に試験委員を退任したとき、財団の講師も辞めるつもりでいたのですが、それからプラス3年間、今年(2016年)までで8年連続して、『管理会計の実務』というビデオ収録(eラーニング)に臨みました。 後進のため、ということで引き受け続けてきた講義... ...続きを見る

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2016/04/03 01:00
公認会計士高田直芳:有償取引無償支給と循環取引のああ勘違い
有償取引(有償支給・無償支給)と循環取引の、ああ、勘違い決定版 補足説明新・ほんとうにわかる経営分析 「会計知のない人」が陥る錯覚の一つに、有償取引(無償取引を含みます)と、循環取引との混同があります。 部品や材料を有償支給(または無償支給)する取引は正当なものであるのに対し、循環取引は粉飾決算のひとつです。 取り違えてはいけません。 最初に有償取引を簡単に説明しておきましょう。 次の4社を想定します。 【資料1】A社(原材料の供給業者) B社(元請け会社、完成品メーカー、大企業... ...続きを見る

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2016/03/20 01:00
公認会計士高田直芳:監査法人よ会計監査の力量と矜持を見せてくれ
監査法人よ、会計監査の力量と矜持を見せてくれ高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 法人税基本通達5-3-3では、次の定めがあります。 【資料1】法人税基本通達5-3-3(原価差額の調整を要しない場合)原価差額が少額(総製造費用のおおむね1%相当額以内の金額)である場合において、法人がその計算を明らかにした明細書を確定申告書に添付したときは、原価差額の調整を行わないことができるものとする。 上記の規定を「原価差額1%ルール」といいます。 上記【資料1】の規定は、「行なわない」場合を定め... ...続きを見る

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2016/03/15 01:00
公認会計士高田直芳:原価データを粉飾する上場メーカーが存在する
原価データを粉飾する上場メーカーが存在する高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 もうすぐ3月決算を迎えます。 IFRS基準(国際会計基準)の影響で、12月決算へ変更する上場企業が多くなったとはいえ、やはり3月31日は一つの節目です。 コスト計算やコスト管理に携わる人たちにとって、頭を抱えるのが、原価差額(原価差異)の異常値を、経営幹部にどうやって説明するか、という問題です。 報告を受けた経営幹部は、その異常値を、外部の利害関係者に対して、どうやって隠蔽するか、という問題です。 結論... ...続きを見る

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2016/03/12 01:00
公認会計士高田直芳:債務超過の企業に融資するのは是か非か
債務超過の企業に融資するのは是か非か[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析補足説明 2016年3月4日付の本ブログ『マイナス金利という異常事態は企業に債務超過を奨励す』では、日銀が導入したマイナス金利政策はそのタイトルにもあるように、「企業の債務超過を是認する政策だ」ということを、高等数学を用いて証明しました。 あくまで「理論的には、そうなのだ」という話でした。 現実にそういう話が進められるとは、夢にも思っていなかったところ、2016年3月7日付の日本経済新聞では、次の記事が掲載されてい... ...続きを見る

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2016/03/07 01:00
公認会計士高田直芳:鎖で繋がれた犬はよく吠える
鎖で繋がれた犬はよく吠える やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。小学館 2011-03-18 渡 航Amazonアソシエイト by 2016年3月6日付の日本経済新聞の1面コラム「春秋」でも取り上げられていた1冊。 通称「オレガイル」。 私は、原作もすべて読んだし、アニメもすべて視聴しました。 ライトノベルだからといって、侮るなかれ。 「ぼっち」「リア充」「スクール・カースト」の世界が、よく描かれています。 私が属する監査業界やコンサルティングファームの世界にも、カースト制度... ...続きを見る

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2016/03/06 01:00
公認会計士高田直芳:東芝の元CFO(最高財務責任者)の発言に憤りを感じる人々への警告
東芝の元CFO(最高財務責任者)の発言に憤りを感じる人々への警告[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析補足説明 NHKニュースで、次の報道を見かけました。 【資料1】NHKニュース2016年2月20日東芝の不正会計問題で、元CFO=最高財務責任者が証券取引等監視委員会の任意の事情聴取に応じ、「不正な会計処理だとは思っていない」などと説明したことが分かりました。<途中略>事情聴取は、社長への業績報告会議での発言内容や会計処理に対する認識などの確認を中心に行われ、元CFOは「問題とされたパソコン... ...続きを見る

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2016/02/20 01:00
公認会計士高田直芳:職業的懐疑心という御題目
職業的懐疑心という御題目 昨年(2015年)の東芝問題をキッカケに、会計監査に携わる者に「職業的懐疑心」を求める声が多くなりました。 職業的懐疑心は、目新しい用語ではありません。 日本公認会計士協会『ハロー!監査事典』では、次のように定義しています。 【資料1】日本公認会計士協会『ハロー!監査事典』 職業的懐疑心監査という業務の性格上、監査計画の策定から、その実施、監査証拠の評価、意見の形成に至るまで、財務諸表に重要な虚偽の表示が存在する虞に常に注意を払うことを求めるとの観点から、監査... ...続きを見る

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2016/02/14 01:00
公認会計士高田直芳:表計算ソフトで会計に取り組む法人が存在する
表計算ソフトで会計に取り組む法人が存在する 世にこれだけ安価な会計ソフトが溢(あふ)れているのだから、まさか、それはないだろう、という話。 しかしながら、会計ソフトを利用せず、表計算ソフトで会計処理に取り組んでいる法人が、意外と多く存在するものだ、という事実に驚かされるのであります。 そんな法人からの「ヘルプミー!」に、「しょうがねぇなぁ」と啖呵を切りつつも、嬉々として取り組んだ仕事が、1年前にありました。 そういう人たちに共通するのは、「簿記は難しい」という先入観があること。 だから... ...続きを見る

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2016/02/06 02:00
公認会計士高田直芳:人工知能AIが会計と監査を支配する
人工知能AIが会計と監査を支配する 日本経済新聞で、次の記事が掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞2016年1月12日急速に実用化が進む人工知能AI技術の影響についても聞いた(複数回答)。AIの登場で将来、ニーズの低下が見込まれる資格として、日商簿記検定(1〜3級、7.6%)や英語能力テスト(6.5%)といった会計系や語学系資格が多く挙がった。いずれもコンピューターとの親和性が高くAIでの代替が可能と見られたようだ。 上記の記事は、十分に予想される話です。 ...続きを見る

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2016/01/16 01:00
公認会計士高田直芳:シャープ実質国有化とメガバンクの鼎の軽重
シャープ実質国有化とメガバンクの鼎の軽重 2016年1月11日付の日本経済新聞1面記事を見て、「やはり、そこまできたか」という印象です。 シャープについては、本ブログでも再三、経営分析のノウハウをもって取り上げてきました。 ただし、注意して欲しいのは、経営分析は「転ばぬ先の杖」であることです。 もはや転ぶしかない企業や、転んで骨折してしまった企業に、経営分析を当てはめても手遅れです。 経営分析は、(1) 過去の業績を解析し、(2) 現状を把握して、(3) 将来像を描くことにあります... ...続きを見る

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2016/01/11 01:00
公認会計士高田直芳:権威を振りかざす人 権威に媚びる人
権威を振りかざす人権威に媚びる人 逆説の日本史〈1〉古代黎明編封印された「倭」の謎井沢 元彦 Amazonアソシエイト by 1990年代にベストセラーとなった書籍。 20年以上も経過して、ようやく手に取る。 以前から読みたいとは思いつつ、他に触手を伸ばすものが多すぎて、ここまでの歳月を要しました。 先月、東京・神田の古本屋街を散策しているときに、第1巻と第2巻を買って、移動する列車の中で読むことにしました。 感想を、ひと言で表わすならば、非常に面白い。 話の冒頭で、医学や法学の... ...続きを見る

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2016/01/10 01:00
公認会計士高田直芳:三菱重工業の商船事業はなぜ失敗したのか
三菱重工業の商船事業はなぜ、失敗したのか決定版ほんとうにわかる管理会計&戦略会計第2版 補足説明 現代の管理会計や経営分析には「重大な瑕疵」があり、それに基づいて経営戦略を展開すると見事に失敗することを、拙著や本ブログで再三、警告してきました。 その1つの例を、三菱重工業の商船事業に垣間見ることができます。 現代の管理会計や経営分析が、企業の経営戦略を如何に誤らせるかを、同社の事例で検証してみます。 2015年10月1日付で、三菱重工業の商船部門が分社化され、ガス運搬船の建造に特化した三... ...続きを見る

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2015/10/08 01:00
公認会計士高田直芳:原価差額の異常値を隠蔽する企業が相当数あるという仮説
原価差額の異常値を隠蔽する企業が相当数あるという仮説高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 予定原価(または標準原価)から、実際原価を減算すると、原価差異の金額(原価差額)を求めることができます。 操業度差異を除く原価差額(予算差異等と呼ぶことにします(注))について、次の【資料A】に掲げた事態に悩まされている企業が数多く存在すると、予想しています。 (注)原価差異の種類については、関連記事『原価差額を理解せずに、コスト削減に取り組む企業の愚かさ』【資料1】を参照してください。【資料A】... ...続きを見る

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2015/09/21 01:00
公認会計士高田直芳:東芝問題〜彼らの動機はどこにあったのか〜
東芝問題彼らの動機はどこにあったのか高田直芳の実践会計講座「戦略会計」入門 補足説明 東芝問題については、2015年7月20日付で「第三者委員会調査報告書」が公表されたことにより、個人的には、すっかり興味をなくしてしまいました。 それでも、2015年9月になってようやく、有価証券報告書が公表され、本ブログでも再三、取り上げた経緯があることから、一連の資料をざっと読み通しました。 あれこれ参照しながら、思わず「んん〜っ」と唸ってしまったのが、「STP減損」という文字でした。 STPとは... ...続きを見る

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2015/09/17 01:00
公認会計士高田直芳:直接原価計算・活動基準原価計算・原価企画は、なぜ、破綻するのか
直接原価計算・活動基準原価計算原価企画は、なぜ、破綻するのか高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 次の関連記事では、上場企業3千社や中堅中小企業100万社で採用されている予定原価計算や標準原価計算には「理論上の瑕疵」があり、実務面で破綻していることを論証しました。 【資料1:関連記事】 外資系コンサルティングファームを人差し指一本で投げ飛ばす 予定原価計算や標準原価計算は、破綻するのか、しないのか 予定原価や標準原価に隠された「重大な瑕疵」に気づかぬ上場3千社 原価差額を理解... ...続きを見る

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2015/09/16 01:00
公認会計士高田直芳:予定原価計算や標準原価計算は、破綻するのか、しないのか
予定原価計算や標準原価計算は破綻するのか、しないのか高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 現在の管理会計論の基礎をなすCVP分析(損益分岐点分析&限界利益分析)が、理論面で見事に破綻していることについては、次の新日本法規財団 奨励賞 受賞論文で証明しました。 新日本法規財団 奨励賞 受賞論文『会計学と原価計算の革新を目指して』(PDF32枚)執筆者(受賞者)公認会計士 高田直芳日本公認会計士協会 研究大会 発表論文『管理会計と原価計算の革新を目指して』(PDF12枚)執筆者(発表者)公認... ...続きを見る

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2015/09/09 02:00
公認会計士高田直芳:『ハゲタカ』真山仁
『ハゲタカ』真山仁 ハゲタカ (講談社文庫)講談社 2013-11-29 真山仁 Amazonアソシエイト by ベストセラーはすぐには読まない、という読書傾向があるため、いまになって、ようやく読み終えました。 上下2巻とも、読み応えがありました。 かつて、NHKで放映されたドラマとは、まったく異なる筋立て。 そのときの印象を引きずっていると、面食らう。 私は栃木県民なので、県内で経営破綻した企業の内幕に、思わずニンマリ。 ただし、もう少し、裏話があってもよかったかなと。 例え... ...続きを見る

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2015/09/03 01:00
公認会計士高田直芳:上場企業の株主総会はなぜ6月末に集中するのか
上場企業の株主総会は、なぜ、6月末に集中するのか 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、2か月も経過した今頃になると、さすがに「上場企業の株主総会が集中する事態を改善せよ」という声を聞かなくなります。 逆に、毎年6月末になると、「上場企業の株主総会が集中する事態を改善せよ」という声を、あちこちで聞かされます。 今年(2015年)は、6月26日(金)がその集中日であり、上場企業全体の4割超の企業が、この日に株主総会を開催しました。 その日、某新聞の経済欄で、ある評論家が、政府や証券取引所が音... ...続きを見る

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2015/08/30 01:00
公認会計士高田直芳:原価差額を理解せずにコスト削減に取り組む企業の愚かさ
原価差額を理解せずにコスト削減に取り組む企業の愚かさ高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 次の関連記事では、「原価差額は、雑多な集合体であり、こんなものに、「より精緻な方法」を求める意義は乏しい」と述べました。 【資料1:関連記事】在庫の「作り溜め」で逃げ切った人たちの高笑いが聞こえる 今回は、現在の原価計算制度から求められる原価差額の中味が、如何に出鱈目であるかを論証してみましょう。 原価差額の中味を理解せずに、コスト削減活動(原価低減活動)に取り組む企業の愚かさを嘲笑う話です。 ... ...続きを見る

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2015/08/15 01:00
公認会計士高田直芳:管理会計や原価計算を知らない人たちは今日も騙され続ける
管理会計や原価計算を知らない人たちは今日も騙され続ける『ほんとうにわかる管理会計&戦略会計 第2版』補足説明 今回は、東芝の第三者委員会調査報告書「第3章 映像事業における経費計上等に係る会計処理」を学びましょう。 調査報告書に、次の記述がありました。 【資料1】調査報告書41ページ在庫評価に関するもの(主としてFOB-UP)経理システム上、連結グループ会社間取引において東芝の粗利がマイナスの場合においては、連結ベースで未実現損益の消去が行われないことを利用して、東芝の粗利がマイナスと... ...続きを見る

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2015/08/12 01:00
公認会計士高田直芳:在庫の作り溜めで逃げ切った人たちの高笑いが聞こえる
在庫の「作り溜め」で逃げ切った人たちの高笑いが聞こえる高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 今回は、東芝の第三者委員会調査報告書(要約版)「第5章 ディスクリート、システムLSI を主とする半導体事業における在庫の評価に係る会計処理」について学びましょう。 ディスクリートは「単機能の半導体」、システムLSI は「複雑機能の半導体」と理解しておけばいいらしい。 調査報告書61ページの例示(勘定連絡図)を見ていたとき、「これって、おかしいのではないか」と勘違いしてしまいました。 間接費を... ...続きを見る

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2015/08/09 01:00
公認会計士高田直芳:バイセル取引とマスキング価格の裏に潜む怪物
バイセル取引とマスキング価格の裏に潜む怪物高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 先日、経済雑誌最大手の人と、話をしました。 その1週間前に、在京テレビ局の経済部の人と、話をしました。 話題は、東芝問題。 東芝問題を語るだけなら、栃木県に住む私のところまで訪ねに来る必要はないわけでして。 東京には、私以上の専門知識を有し、私以上にメディアからの取材を受けたい人が、ゴマンといるわけだし。 当日の話題は、電機メーカーから、自動車業界を経由して、流通業界に至るまで、あること、ないこと。 ... ...続きを見る

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2015/08/03 01:00
公認会計士高田直芳:不適切会計と不正会計の狭間で、決算書が泣いている
不適切会計と不正会計の狭間で決算書が泣いている 鬼の首を根こそぎ取らないと気がすまない一部のメディアはさておいて、東芝問題は一応の収束を見せました。 せっかくの機会ですから、東芝の調査報告書を利用して、「会計とは何か」を純粋に考えていくことにしましょう。 東芝の調査報告書は、次の84ページものの「要約版」を用います。 【資料1】東芝 第三者委員会調査報告書 <要約版>PDF 84ページ 調査報告書では「社長」を「P」と呼ぶことになっていて、当初、「これは何かの冗談か」と思いました... ...続きを見る

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2015/08/01 01:00
公認会計士高田直芳:社内公安って存在するのだろうか
「社内公安」って、存在するのだろうか 日本経済新聞で、次の記事が掲載されていました。 アステラス製薬や中外製薬、外食大手のロイヤルホールディングスは不正を摘発するノウハウを持つ「公認不正検査士」(CFE)という資格を持つ専門家を用いている。  CFEは会計の専門知識と犯罪捜査官のノウハウを併せ持つ。国家資格ではないが、犯罪学や法律に精通する。膨大なデータの中から証拠を探り出す「フォレンジック」と呼ぶ技術を使い、消されたメールやデータを復元するなどして不正の証拠を突き止める。 日本経済... ...続きを見る

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2015/07/28 01:00
公認会計士高田直芳:続・不正会計と粉飾決算の境目
続「不正会計」と「粉飾決算」の境目 前回のブログ記事『「不正会計」と「粉飾決算」の境目』では、日本経済新聞のいう「不正会計」と「粉飾決算」の定義に、首を傾げました。 とはいえ、大メディアが定義してしまうと、大多数の人たちは、それが真実だと受け止めてしまいます。 このブログの影響力は微少であり、大メディアに対抗する力など、まったくありません。 しかしながら、おかしいものは、おかしい、と述べておくことにします。 まず、2015年7月21日付の日本経済新聞「きょうのことば」で、次の記事があり... ...続きを見る

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2015/07/22 01:00
公認会計士高田直芳:不正会計と粉飾決算の境目
「不正会計」と「粉飾決算」の境目 2015年7月21日付の日本経済新聞「きょうのことば」で、面白い記事を見つけました。 【資料1】日本経済新聞2015年7月21日損失隠しや利益の水増しが組織的に行われ悪質性が高くなると「不正会計」、刑事告発されて事件になれば「粉飾」と呼ぶのが一般的だ。 へぇ、そうなんだぁ。 「粉飾」と呼ぶには、刑事告訴を条件とするのが、「一般的」なんだ。 私も随分と長い間、管理会計・経営分析・原価計算の分野に携わり、それなりに自負するものがありますが、そういう「一般的... ...続きを見る

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2015/07/21 02:00
公認会計士高田直芳:タカダ式操業度分析は東芝の粉飾決算の存在を暗示していた
タカダ式操業度分析は東芝の粉飾決算の存在を暗示していた 2015年7月19日付の毎日新聞は、東芝の不適切会計問題について、次の記事を掲載していました。 【資料1】毎日新聞2015年7月19日同社幹部は「今回の問題が『意図的』と認定されるのは仕方がない。『粉飾』と批判されるのではないか」と不正会計を事実上認めており、経営責任は極めて重いとの認識が広がっている。 東芝の第三者委員会の報告書が、7月20日の夜に「要約版」、翌21日に「全文」として公開されるとのこと。 その前に、本日(19日)の... ...続きを見る

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2015/07/19 01:00
公認会計士高田直芳:有償支給のカラクリはどのようにして悪用されるのか
有償支給のカラクリはどのようにして悪用されるのか高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 東芝問題で話題となった、部品や材料の有償支給と無償支給。 専門家からすれば当たり前の会計処理や税務処理なのですが、初めて聞く人にとっては、何が何だかわからぬ話。 有償支給の問題については、次の関連記事で、すでに言及しました。【資料1:関連記事】 「利益の先食い」を誘引させる、部品材料の有償支給 東芝で今度は「利益の先食い」と「評価減の先送り」 今回は、ノートパソコンを例にして、「有償支給のカラク... ...続きを見る

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2015/07/17 01:00
公認会計士高田直芳:東芝の不適切会計問題ってそんなに大騒ぎするものなのか
東芝の不適切会計問題ってそんなに大騒ぎするものなのか 2015年7月9日付の日本経済新聞では、「不適切会計では総額で1700億〜2000億円の営業利益の減額修正が必要となる見通し」とありました。 1億円の札束は約10キログラムの重さなので、2000束×10キロ=20トン。 とてつもない重さだといえます。 しかし、これを決算書の数値とみた場合、それほど大騒ぎするものなのか、というのが、個人的な感想です。 もちろん、2000億円という金額は、大きい。 しかし、この金額は、過去5年間の累計... ...続きを見る

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2015/07/10 01:00
公認会計士高田直芳:粉飾決算は税金を還付してもらえるのか
粉飾決算は税金を還付してもらえるのか 2015年7月5日付の日本経済新聞では、「東芝の不適切会計問題は利益の減額修正幅が5年間で1500億円を超す見通しとなった。」とありました。 ふと思ったのは、これって、過去に納付した税金は過大になるのだから、還付してもらえるのかな、ということ。 1500億円ともなると、還付される税金も、ハンパな額ではありません。 法人税法129条では、次の規定があります。 以下で「……」の部分は、省略を表わします。 【資料】法人税法129条……事実を仮装して... ...続きを見る

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2015/07/07 01:00
公認会計士高田直芳:東芝不適切会計のキーワード(日本経済新聞から)
東芝不適切会計のキーワード(日本経済新聞から) 2015年7月3日付の日本経済新聞では、「部品の有償支給」と「在庫の評価減」という2つの問題点が指摘されていました。 本ブログでは、日本経済新聞の記事が公開される10日前(6月23日)に、「有償支給の危うさ」を指摘していました。 同様に、日本経済新聞の記事が公開される8日前(6月25日)に、「在庫の評価減」の問題の本質が、「固定費」にあることを指摘していました。 上記の関連記事は次の通りです。 【資料1:関連記事】「利益の先食い」を誘... ...続きを見る

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2015/07/03 01:00
公認会計士高田直芳:在庫の評価減?その話ちょっと待った!
在庫の評価減?その話、ちょっと待った! 2015年6月23日付の日本経済新聞では、東芝の在庫に係る評価減の記事が掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞2015年6月23日東芝は2012年の工場再編時、供給維持のため在庫を多く持ったが、売れ行きは低調。にもかかわらず将来の需要回復を期待して評価減をしなかったとみられる。【資料2】日本経済新聞2015年6月23日在庫を多く持つこと自体は経営判断と見ることができる。その後に適正価格で販売できれば問題にならないが、この時点で将来の需要は不透... ...続きを見る

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2015/06/25 01:00
公認会計士高田直芳:利益の先食いを誘引させる部品材料の有償支給
「利益の先食い」を誘引させる部品材料の有償支給高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 本ブログ記事は、次のブログ記事に続くものです。 【資料1:関連記事】東芝で今度は「利益の先食い」と「評価減の先送り」 上記の関連記事で掲載した、2015年6月23日付の日本経済新聞の記事を、以下に再掲します。 【資料2】日本経済新聞2015年6月23日パソコンでは、取引先に部品材料を売った際に会計上の一時的な利益が出たが、これを後で調整せず、結果的に利益を先食いする形になった。 上記の記事だけで推断... ...続きを見る

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2015/06/23 02:00
公認会計士高田直芳:東芝で今度は利益の先食いと評価減の先送り
東芝で今度は「利益の先食い」と「評価減の先送り」決定版ほんとうにわかる管理会計&戦略会計 第2版 補足説明 2015年6月23日付の日本経済新聞で、次の記事がありました。 【資料1】日本経済新聞2015年6月23日パソコンでは、取引先に部品材料を売った際に会計上の一時的な利益が出たが、これを後で調整せず、結果的に利益を先食いする形になった。 上記の記事の一行前に、半導体の在庫について「将来の需要回復を期待して評価減をしなかった」とありました。 「利益の先食い」やら「評価減の先送り」や... ...続きを見る

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2015/06/23 01:00
公認会計士高田直芳:『ルポ内部告発 〜なぜ組織は間違うのか〜』村山治
『ルポ内部告発 〜なぜ組織は間違うのか〜』村山治 ルポ 内部告発なぜ組織は間違うのか朝日新聞出版 村山 治 Amazonアソシエイト by 三菱自動車、船場吉兆、ミートホープなどの内部告発を扱った一冊。 内部告発者に取材した話が中心であり、副題「なぜ組織は間違うのか」といった提言は不足しているかも。 それは読者のほうで考えよう、ということなのでしょう。 上記の書籍を読んで、ふと思ったのは、もし、上場企業で「不適切な会計処理」が行なわれていた場合、(あくまで仮に)企業外部の会計監査人は... ...続きを見る

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2015/06/18 01:00
公認会計士高田直芳:『不思議の国のM&A 〜世界の常識 日本の非常識〜』牧野洋
『不思議の国のM&A 〜世界の常識 日本の非常識〜』牧野洋 不思議の国のM&A世界の常識 日本の非常識日本経済新聞出版社 牧野 洋Amazonアソシエイト by 不思議の国のM&A楽天ブックス 世界の常識日本の非常識牧野洋 日本経済新聞出版社楽天市場 by M&A(企業買収&合併)に興味があるかないかにかかわらず、「会社とは何か」「株価とは何か」「企業価値とは何か」を考えさせられる1冊。 株式交換比率(合併比率または統合比率)を決めないで、どうして経営統合ができるのだろう、と常々... ...続きを見る

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2015/06/17 01:00
公認会計士高田直芳:原価計算や管理会計のシステムは何故、複雑怪奇なのか
原価計算や管理会計のシステムはなぜ、複雑怪奇なのか高田直芳の実践会計講座『原価計算』補足説明 公認会計士という職業柄、様々なシステムに触れる機会があります。 そのたびに抱く疑問があります。 【資料1】巨額の資金を投じて、どうして、こんなに複雑怪奇なシステムを導入したの?高価なシステムを使わずに、どうして表計算ソフト Excel なんかを使っているの? 上場企業などでは内部統制上、米マイクロソフト社製の表計算ソフト Excel の使用が原則として禁止されています。 「不適切な会計処理」の... ...続きを見る

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2015/06/13 01:00
公認会計士高田直芳:東芝の不適切会計問題を批判する資格のない人たち
東芝の「不適切会計問題」を批判する資格のない人たち 会計学は通常、財務会計論と管理会計論とに分けられます(公認会計士法8条2項1号)。 学びかたとしては、最初に財務会計論、次に管理会計論、といったパターンでしょう。 簿記の仕訳に嫌気がさして、財務会計論の途中でギブアップしてしまう人が、それなりにいるかもしれません。 そこでです。 「管理会計論を学ばずに、財務会計論だけを学んだ人」が、東芝の「不適切会計問題」を批判するのは正しい。 それに対して、管理会計論をも含めた会計学を学んだ人... ...続きを見る

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2015/06/08 01:00
公認会計士高田直芳:適切な会計処理とは何か
「適切な会計処理」とは何か 今回の東芝問題で、一躍脚光を浴びることになった「不適切な会計処理」。 そもそも、適切や不適切というのは、どういう意味なのでしょうか。 かつて、クリントン米元大統領のときに、「不適切な関係」という表現が、しばしば用いられました。 それとは、まったく異なります。 不適切というのは、違法ではありません。 会社法に反するわけではないですし、金融商品取引法に反するわけでもありません。 「不適切な会計処理」であっても、業務上横領などがない限り、今回の問題で逮捕者が出... ...続きを見る

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2015/05/25 01:00
公認会計士高田直芳:あなたがたには原価計算や原価管理などわかるまいという暴言
「あなたがたには原価計算や原価管理などわかるまい」という暴言高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 東芝の「不適切な会計処理」問題に関して、日本経済新聞では次の記事が掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞2015年5月21日本社の経理部門は受注時の総原価の見積もりには関与するが、工事が始まってからの見直しはほぼ事業部門の裁量に任されていたという。【資料2】日本経済新聞2015年5月23日証券取引等監視委員会に届いた内部通報がきっかけで発覚した不適切会計を発表したのは4月3日。東芝の経... ...続きを見る

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2015/05/23 01:00
公認会計士高田直芳:東芝問題は対岸の火事なのか
東芝問題は「対岸の火事」なのか 過去のブログ記事で、次の【資料1】に言及しました。 【資料1】例えば円安によって資材が高騰し、工事原価の実際発生額が4億円におさまらず、実は6億円であったとしましょう。 【関連記事】不適切な会計処理〔東芝の場合〕 東芝社長のいう予算が、売上高のみであったならば、「不適切な会計処理」が行なわれる確率は低かったでしょう。売上値引きをがんがん行なえば、売上高の必達など容易ですから。 【関連記事】なぜ「不適切な会計処理」が行なわれるのか その後の日本経済新聞で... ...続きを見る

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2015/05/21 01:00
公認会計士高田直芳:シャープの主力銀行は何を見ていたのか
シャープの主力銀行は何を見ていたのか 2015年5月19日付の日本経済新聞では「危機のシャープ1」というタイトルで示されるように、シャープに関する連載が始まりました。 私が唖然としたのは、次の【資料1】の記事です。 【資料1】日本経済新聞2015年5月19日 シャープが15年3月期に2期ぶりに赤字に転落することが明らかになったのは14年12月27日だ。毎週土曜日に開かれる恒例の経営会議に財務部門から報告された。2人の橋本には「青天のへきれき」。社長の高橋ですら「本当に赤字なのか」と肩... ...続きを見る

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2015/05/19 01:00
公認会計士高田直芳:なぜ不適切な会計処理が行なわれるのか
なぜ「不適切な会計処理」が行なわれるのか 今回は、次の関連記事の続編です。 【関連記事】不適切な会計処理〔東芝の場合〕 2015年4月に、東芝の「不適切な会計処理」問題が登場してから、「不適切な会計処理」が今年の流行語大賞になるのではないか、という勢いがあります。 それは別に、どうでもいい話。 「工事進行基準・悪玉論」も唱えられていますが、工事完成基準に戻したところで、「不適切な会計処理」が根絶されるわけではありません。 重要なのは、「なぜ、不適切な会計処理が行なわれるのか」にありま... ...続きを見る

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2015/05/16 01:00
公認会計士高田直芳:不適切な会計処理【東芝の場合】
不適切な会計処理【東芝の場合】 「粉飾・逆粉飾」という表現ではなく、「不適切な会計処理」という表現が用いられるようになったのは、2005年あたりから。 日本公認会計士協会が2005年3月に、「情報サービス産業における監査上の諸問題について」を公表しています。 【関連記事】上場企業が「正しい決算書」を作らない理由 当時は、いわゆる「ITバブル」が弾けて、情報サービス産業で循環取引が横行しました。 循環取引とは、A社→B社→C社へと転売していき、再びA社に戻る取引形態のこと。 A社と... ...続きを見る

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2015/05/14 01:00
公認会計士高田直芳:シャープやソニーを迷走させる元凶は何か
シャープやソニーを迷走させる元凶は何か 2015年5月9日付の日本経済新聞で「シャープが減資、資本金1億円に」という記事を見たとき、別に驚きはしませんでした。 シャープについては、このブログですでに言及していた話です。 【関連記事】シャープ「甘やかしの構造」 今回は、シャープ、そしてソニーを迷走させた元凶について考えてみます。 結論を先に述べると、上場企業3千社で取り組まれている管理会計や経営管理が、CVP分析(損益分岐点分析・限界利益分析・線形回帰分析)に基づいているのが、元凶で... ...続きを見る

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2015/05/12 01:00
公認会計士高田直芳:公認会計士3年目の諸君へ
公認会計士3年目の諸君へ 3年間の実務補習も、もうそろそろ終了するはずです。 その最終講義として、一般財団法人会計教育研修機構(通称、会計教育財団)のeラーニング「管理会計の実務」の講師を務めているのが、この私です。 2010年から講師を務めるようになって、「3年くらいで、お払い箱だろう」と考えていました。 財団からは「他の科目の教材と趣が違い、実践的すぎる」といったクレームが寄せられ、講師もこれで終わりだろうと思って、4年目は言いたい放題。 実務家が実践的すぎてどこが悪い、実務を知ら... ...続きを見る

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2015/04/21 02:00
公認会計士高田直芳:日本のメーカーを撹乱させたスループット会計
日本のメーカーを撹乱させたスループット会計ほんとうにわかる管理会計&戦略会計決定版 第2版 補足説明 従前ブログで、バックフラッシュ原価計算の話をしました。 【資料1:関連記事】バックフラッシュ・コスティングの裏事情 そのときに感じた「アゴのあたりのむず痒さ」を再発させるのが、今回取り上げるスループット(throuhput)会計です。 これは次の書籍によって広く知られるようになりました。 【資料2】ザ・ゴール  企業の究極の目的とは何かエリヤフ・ゴールドラット【楽天ブックス】ザ・ゴール... ...続きを見る

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2015/04/20 01:00
公認会計士高田直芳:安価な原価計算システムを導入する方法
安価な原価計算システムを導入する方法高田直芳の実践会計講座「原価計算」 補足説明 上記タイトルのような質問があった場合、答えは「あります」。 原価計算を解説した書籍を購入し、米マイクロソフト社の表計算ソフトExcelを使って、自分で制作することです。 出費額は書籍購入代だけですから、これが最も安価な方法です。 「総額でいくらになるのか」という問いは、書籍を購入してそれを勉強し、開発に取り組んで完成するまでの「日数×人員×日当」で計算することができます。 それが原価計算システムの「機会費... ...続きを見る

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2015/04/18 01:00
公認会計士高田直芳:バックフラッシュ・コスティングの裏事情
バックフラッシュ・コスティングの裏事情高田直芳の実践会計講座原価計算 補足説明 国内では「バックフラッシュ原価計算」の呼び名のほうが通用しています。 原価計算論の後半に登場する理論です。 JIT(ジャスト・イン・タイム)の生産方式を採用する、自動車業界などで観察される原価計算制度です。 バックフラッシュ・コスティングの仕組み自体は、とてもよく練られたものであり、原価計算制度の構築に頭を悩ませている担当者は、一度は学ぶべき理論です。 【資料1:関連記事】安価な原価計算システムを導入する方... ...続きを見る

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2015/04/15 02:00
公認会計士高田直芳:セブン&アイの逆襲
セブン&アイの逆襲 2015年4月4日付の日本経済新聞で、日本コカ・コーラがセブン&アイHDと共同企画した缶コーヒーを発売する、という記事が掲載されていました。 いままで、小売業のPB(プライベート・ブランド)に消極的だった日本コカ・コーラが、名よりも実を取り、セブン&アイHDに頭を下げたかのように読めます。 それだけではないでしょう。 この記事には次の記述がありました。 セブン&アイは今回、サントリーから日本コカにくら替えすることになる。新浪氏がローソンからサントリーへ移ったことによ... ...続きを見る

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2015/04/04 03:00
公認会計士高田直芳:上場企業が正しい決算書を作らない理由
上場企業が「正しい決算書」を作らない理由 今回の話は、次のものを、現時点の法令や制度に合わせて加筆修正したものです。 【資料1:関連記事】大不況に克つためのサバイバル経営戦略第27回 大企業が“正しい決算書”を作らない理由 『裸の王様』という童話があります。 いまの小学生が、この話をどれだけ知っているか、というリサーチを行なったことがないので、とりあえずは誰もが幼少の頃に学んだ話、ということにします。 「そんな話など、ガッコーでは習わなかった」という反論はあり得ません。 数学にしろ歴... ...続きを見る

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2015/04/04 01:00
公認会計士高田直芳:組織の不祥事
組織の不祥事 不祥事のあった企業に対して、個人的には、ひいき目で見てしまいます。 イベントがあるたびに、不二家のケーキを買ったりとか。 去年のクリスマスのとき、ペコちゃんのマグカップを手に入れるために、プリンケーキを「オトナ買い」しました。 ...続きを見る

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2015/03/30 01:00
公認会計士高田直芳:シャープ「甘やかしの構造」
シャープ「甘やかしの構造」 2015年3月に入ってから、シャープを巡る記事にキナ臭いものを感じるようになりました。 同社については、次の「サバイバル経営戦略」でも取り上げています。 第1377回コラム3期連続無配のシャープは復活したといえるのか?「在庫の積み増し」だけで増益を画策できる会計制度の罠 上記のコラムでは、2014年3月期に係る当期純利益116億円のうち、減価償却費が136億円も含まれていると推算し、シャープは差し引き20億円の「下駄を履いた」状態であることを指摘しました。... ...続きを見る

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2015/03/06 12:00

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